屋根の上の水タンク

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カメヤマ発酵よもぎ

2014年 6月9日 月曜日 天気雨

先程まですごい土砂降りの雨。これでもか、これでもかと降ってくる雨は地面をたたきつけていた。沖縄は先月の5日に梅雨入りをした。その後、全く雨の降らない日も何日かあったが、今日は又思い出したかのようにすごい量の雨が降った。この雨は地面から地下に流れて地下水となる。昔は各家庭に井戸がありこの地下水を生活用水として利用していた。なので水道水が断水した時はこの井戸水のおかげですごく助かったと親から聞いた。残念なことに今は井戸のある家庭を見ることがなくなってしまった。

 

こんなに雨の降る沖縄、しかし昔はよく断水した。だから屋根の上に水タンクをのせて非常時に備えている。今はそのタンクもほとんど必要ないくらい断水など起きていないのだが、昔の習慣が今だに残っているようで、ほぼ各家の屋根の上に水タンクが乗っかっている。今のところ断水はないが、しかしいつ天災は起きるかわからない。そのための非常用水タンクなのだ。その水タンクを本土の人が珍しがるという。

 

例年、沖縄地方は5月上旬に梅雨入りし、6月下旬まで続く。沖縄では一年間に降る雨の約6割が梅雨と台風によってもたらされ、欠かせない水資源となる。沖縄が梅雨入りして1か月後に本州は雨の季節を迎える。まだまだ雨の降る季節は終わりそうもない。この雨は本来は田畑を潤し我々の飲料水や生活用水となるありがたい水資源なのだ。このことを忘れてはいけない、と今日も降る雨に感謝をした。